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祐天寺巡見記 / ピクトさん篇


■ 防壁と結界

それでは「防壁志向タイプ」のペッ景を見てみよう。
これらも反射への期待はゼロでないだろうが、
防壁的な使用によって相乗的に猫よけ効果を
高めようという意図が感じられる。



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5本3列、計15本のファミリーでがっちりと防御。
物量にものを言わせたボトリングだ。



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横置きでフェンス下部の隙間をブロック。
左側に立っているボトルは余りだろうか。
2つの鉢植えを背後から反射効果で守っているのかもしれない。



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ボトル、鉢植え、ボトル、ボトル、ボトル、車。鉄壁の守りである。
おそらく車は毎回、このギリギリの位置で停めているのだろう。
あるいはボトルの本数を調節すればいいわけだ。



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これは様々な意味を持つボトリングなので、注意深く見ていただきたい。
まず、右側のボトルにほとんど水が入っていない点。
これはこの設置者にとって、反射より防壁の比重が大きいことを示している。
そして左側のボトルが、カゴの「重し」として使われている点。
ペットボトリングの幅を広げる、新しい使い方である。



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これもじっくり見ていただきたいペッ景だ。
空間が開放されているため防壁感は薄いが、
よく見るとやはり壁としてブロックしようという意思が感じられる。
そしてもう一つ注目したいのは、その結果醸し出される「結界っぽさ」である。
穿ちすぎだと思われるかもしれない。
しかしあなたも一度、「これは結界だ」と思って見てほしい。
どこか、おまじない的な雰囲気を感じないだろうか。



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こちらは手前の縦置きパターンから、横置きへ移行。そして・・・



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なんと、手作りの設置台が設けられている。
ボトル1本1本を、祀るかのように設置。
どうしてもペットボトルじゃなきゃいけないのか。
ここにも結界っぽさ・おまじないっぽさがある。



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結界的な見方をしてみると、
このような何気ないボトリングもそう見えてくるから不思議だ。



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あなたはこのボトリングをどう見るだろうか。
壁に寄り添わせるでもなく、2本まとめてぽつんと置かれたボトル。
ラベルは貼られたままである。つまり、反射への期待は薄い。
防壁志向でもない。
まわりを見渡しても、他にファミリーはなかった。
そもそも、どこを守ろうとしているのだろう。

この設置者は無意識の底で、
ペットボトルに結界石のような役割を
求めているのではないだろうか。
つまり実効性よりも「願いの可視化」に
重きが置かれているということだ。

ここまで見てきたペッ景を、もう一度見返してみてほしい。
ボトルを結界石だと思いながら。
特にファミリーの距離が離れているものは、そう見えてくる。



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